Pretty と聞くとカワイイをイメージすると思いますが、実際の英会話ではむしろ可愛さを意味する使い方をする方が稀です。
ここでは「It’s pretty 〇〇」のようなネイティブが使うPrettyの意味や、Cuteなどとの可愛さの違いなど、Prettyの様々な使い方を解説していきます。
1.It’s pretty 〇〇 (pretty good)
次の例文を見てください。
例えば料理の先生に自分が作った料理を試食してもらっているとします。
生徒: How is the taste? (味はどうですか?) 先生: Um, it’s pretty good. (うん、なかなかいいじゃない) |
It’s good! と言ったなら単純に「いいね!」ですが、
Pretty good!というと「なかなかいい」という感じのニュアンスになります。
A: Hey, do you know something about bush fire in Sydney? B: I heard it’s pretty bad. Like, some people have lost their houses. |
なにかこのように「なかなか」「結構」のようなニュアンスを出したい時に使われます。
Prettyと言うのは、veryのように強調する言葉です。このPrettyは使う状況によって力加減が変わりますが、先ほどの料理の味で言うなら、
It’s really good! 本当においしい! It’s very good! すごくおいしい! It’s pretty good! 結構おいしい! It’s good! おいしい! |
という感じです。Prettyを使う時の感覚として、「思ってたより結構良い(悪い)」というニュアンスを出したい時に使われやすいです。
VeryとPrettyは結構近いのですが、Veryは素直にすごい!という感じなのに対して、Prettyは「すごいとまではいかないけど、惜しい所まで来てる。あと1歩ですごいになる」という感じがします。
これ以外にも
A: I’ve been learning Karate for 5years. B: Wow, it’s a pretty long time. |
B: I’m pretty sure we can’t finish them all. |
I’m sure = 「間違いない」にPrettyが付く事で「自分の予想に結構自信がある」というニュアンスになります。 →Sureの意味と使い方
A: You are late! I’m pretty hungry, you know? B: Sorry. I was pretty busy. |
このようにVeryと同じようにprettyは様々な場面で使えます。
2.PrettyとCuteとCharmingの違い
もちろん、本来の意味のPrettyは「かわいい」という意味です。
ただ日本語の「かわいい」には「Cute」の方が近いかなと感じます。
Prettyというのは特に外見の可愛さを意味していて、 Beautifulと言うほどゴージャスな感じではない場合にPrettyを使います。 Cuteというと、もっと内面的なものを含めた可愛さやアニメキャラのような可愛さを指します。動物や小さな子供などにも通常はCuteが使われます。 Charmingというのも可愛さですが、これは特に内面的な可愛さを表現してます。 |
例えば、He is pretty ugly. と言ったら、uglyというのは「ブス、ブサイク」という意味ですから、「結構ブサイク」という意味になります。
Pretty cute, Pretty charming と言ったら「結構かわいい」という事です。
まとめ
というわけで、Prettyには
1.pretty 〇〇の形で結構、なかなか 2.〇〇 is prettyの形で外見の可愛さ |
という2つの使い方をします。正直1の使い方の方が圧倒的に日常英会話では多いです。
なんだか褒めちぎるのもやだし、でも実際すばらしいのだから褒めたい!って時などにこの Pretty good のような言い方は重宝すると思います。人間の微妙な感情を表現するのになかなか便利な言葉ですので、ぜひ覚えておいてくださいね!
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