In future In the future |
の違いについて解説していきます。
<Theは必ず必要なの?>
実際の所、in future, in the futureに大した違いはありません。
アメリカンなら、in the future
ブリティッシュなら、in future
を好んで使うというくらいです。
別にイギリスでin the futureと言っても通じますし、
アメリカでin futureと言ってもまったく問題ありません。
<違いを出す使い方もある>
もし言葉の裏に流れる微妙な違いを説明するのなら、例えば
1.This skill will help you in future. このスキルはこれから君を助けてくれるだろう。 2.This skill will help you in the future. |
こういう使い分けは出来ます。
例えば、Aさんが1人で沢山のお皿を運んでいた所、落として割ってしまいました。
そんな時、先輩ウエイトレスがお皿を運ぶテクニックを教えてくれて、こう言いました。
This skill will help you in future. このスキルはこれからあなたの役に立つでしょう。 |
このお皿を運ぶテクニックがこれからはあなたを助けてくれると言ってるわけです。
今度は、あなたがボクサーだとします。必殺技を師匠から教えてもらいました。
そして師匠は言います。
This skill will help you in the future. このスキルは試合の時にお前を助けてくれるじゃろう。 |
この「in the future」というのは、「来たる試合の日」を指してるわけです。
「the」というのは、なにか特定のものを指しますから、
試合の時にこのテクニックが役に立つだろうと言ってるわけです。
このように、
in future = これから、今からずっと in the future = ある時、来たる日に |
という違いを出して使う事も可能です。
<Back to the futureがthe futureである理由>
例えば、Back to the future という有名な映画がありますが、
なぜ「the future」と「the」が付いているのかというと、
「決まった未来の日付に帰る」からthe futureなわけです。
この映画は「1985年10月26日」に主人公の少年マーティーが
「1955年」にタイムスリップしてしまう物語です。
この1955年から「the future=とある未来の日」つまり「1985年10月26日」に
帰る(backする)からBack to the future なわけです。
これがもし未来の日付が特に決まってない状態なら、Go to futureでも良いでしょう。
でも自分が住んでた元の時代に戻りたいので、Back to the futureなわけです。
そんなわけで、in future, in the futureの違い、理解できたでしょうか。