よく日本語を勉強してる外国人が別れ際に「さよなら」と言ったりしますが、さよならって実際の会話ではめったに使わないですよね。
実はまったく同じような事が英語を勉強してる日本人にも起こってます。実際には英語の別れ際の挨拶はどう使われているのか、その意味、使い分けやSee youにありがちな勘違いや間違いについても解説していきます。
1.さよなら
「さよなら」を英語で言うなら確かに Good bye です。でも日本語で「さよなら」を使う事なんて本当に2度ともう会わなそうな人ぐらいにしか使わないですよね。実はGood byeも同じで、もう会わなそうな人に対してしか使いません。
もう会う事が無さそうな相手には別れ際に
・Good bye! ・So long! |
などと言ったりします。
また「さよならパーティー」のようなものを Farewell party と言ったりもします。
このFarewellというのも「さよなら」を意味しますが、
ただ別れ際の挨拶として「Farewell!」とはあまり言いません。
あくまで「旅立ち」を意味する言葉であり、別れ際の挨拶という感じではないです。
2.じゃあね!
・Bye! ・Bye bye! ・Cheers! ・Take care! |
日本語のように「Bye bye!」と2回言ってもOKです。
Bye bye!はわりと書き言葉やキャッチフレーズなどに多く、
別れ際の挨拶としてはBye!と言う方が多いです。
また例えば道を聞いてきた人が去り際に「Cheers!」というのもよく聞きます。これも「じゃあ、どうも!」という感じの去り際の挨拶だったりします。どちらかというとブリティッシュの英語圏で使われます。
アメリカンだとCheers!は「乾杯!」という意味で一般的には使われますが、オーストラリアなどだと「ありがとう、では!」という感じで、道を聞いた後などにCheers!を使う事が多いです。Cheers!は「Thank you と bye」が混ざってるような感覚なので、日本語の「どうも!」に近いかなと思います。
またよく去り際に使われる挨拶で「Take care!」というのもあります。Take care!というのは「じゃあね」という意味ではなく、「お気をつけて!」「おつかれ!」のような相手をねぎらうような感覚の言葉です。
→「お疲れ様」を英語でいうには? take care? good job?
→Take care, Take care of の意味、英会話での使い方
3.またね!
またね!という場合は基本的にはお馴染みの「See you!」が使われます。
・See you! ・See you later! ・See you soon! ・See you next time! ・See you tomorrow! ・See you in 10min! |
やはり一番別れ際の挨拶で使われるのは、この See you! です。また会う予定があるのなら、基本的にはSee youを使います。
<See youの時間指定の注意点>
実はSee youにはちょっと紛らわしい部分があります。
まず、「じゃあ、また明日!」のように言いたいなら、See you tomorrow!のように、次に会うであろう時間を入れます。
See you next week! また来週! See you at 3 o’clock! では3時にまた! See you at the bar! ではあとでバーで! |
のように場所を指定するのもありです。
で、ここでちょっとあやふやなのが、See you later! です。もちろん意味は「またあとで!」という意味ですが、この「あとで」が厄介なのです。
<See you laterのlaterっていつ?>
例えば、仕事が終わって、仕事仲間と職場の前で帰る前に雑談してるとします。
同僚の1人が
Hey, I’m going to Seven eleven. See you later! |
と行って、近くのコンビニに向かったとします。
で、この場合注意してください。というのも彼は
「ちょっとコンビニ行ってくる、だからコンビニに行った後、また戻ってるからその時に会おう!」と言ってるのか、「ちょっとコンビニ行ってくる、そしてそのまま帰るから、また明日!」と言ってるのか、これだけでは正直どっちなのか分かりません。
そうSee you laterのLaterには、特に期限はありません。次いつ会うか分からないような友達にも「See you later!」と言いますし、待ち合わせしてて数分後には会う友達にも「See you later!」と言います。
なので、上記のようなシチュエーションの時にSee you later! と言われたら注意してください。思い違いで「あれ、あいつコンビニから戻ってこないなぁ。。」と待ちぼうけを食らう可能性も十分あります。なので、こういうシチュエーションでlaterを使われたら
Hey, Are you coming back or Are you going home directly? |
などと、ちゃんとコンビニに行った後どうするのか確認する事をオススメします。
*See you soon!と言われた場合も同様に気を付けてください。
<〇〇分後なら See you inを使う>
例えば、待ち合わせ場所にもうすぐ着くので、相手に電話して「5分後に会おう!」と言うなら、「See you in 5min!」と言います。
See you in 5 min. ◎ See you 5 min later. △ |
「〇〇後」と言うならinを使います。
例えば休暇で2週間旅行に行くんだったら、
See you in 2weeks! 2週間後にまた会おう! |
と言います。なんか「in」を使うとまるで「2週間の間に会おう」「2週間以内に帰ってくる」と言ってるような気になりますが in 2weeks で「2週間後」という意味なんです。
「〇〇以内」と表現するなら、
See you within 2weeks. 2週間以内に戻ります。 See you within 5min. 5分以内に戻ります。 |
とWithinを使います。整理すると、
See you next week! = また来週! See you within a week! = 1週間以内に戻ります。 See you in 1week! =ちょうど1週間後に会いましょう。 |
というニュアンスの違いが出ます。
*ちなみに See youという表現は I’ll see you の略です。人によっては、
I’ll see you in 15min. のように言う人もいますが、まったく同じ意味です。
そんなわけで、別れ際の挨拶の違い、参考になりましたでしょうか、特にSee youの使い方は簡単ながらひと癖あるので、ルールを覚えておいてくださいね。
また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。 →「お疲れ様」を英語でいうには? take care? good job? →Take care, Take care of の意味、英会話での使い方 →good nightの意味はおやすみとは限らない?昼寝る人におやすみを英語で? |