Up to you は英会話の中でもよく出てくるセリフです。ここではup to you (It’s up to 〇〇)の具体的な使い方を映画のセリフなども交えて説明していきます。
1. Up to youの基本的な意味と使い方
下記の例を見てください。
A: Would you like to go for dinner with me? 一緒に夕飯食べに行かない? B: OK. A: What do you want to eat? B: (It’s) up to you. |
こういう使い方になります。
なにか相手に「君次第だよ」というのが、Up to youの意味です。
ーーーーーーーーーーーーーー
例えば、他にも
Can you increase my salary? It’s not up to me, It’s up to our boss. |
こんな感じです。「私次第では決められない。ボス次第だ」という事です。
このように誰に決める権限があるかを「up to 誰々」で言えるわけです。
2.映画のセリフからup to you の使い方を理解する
では、映画のセリフからネイティブがup to youをどう使っているか見ていきましょう。
トニー: You’re fired. |
これは、秘書のナタリーが実はスパイのナターシャ・ロマノフだった事をトニーが知った時の会話です。
「君はクビだ」「それはあなたの決める事じゃないわ」
なぜナターシャは「That’s not up to you」と言ったのかというと、この時トニーはスタークインダストリーの社長を秘書のペッパーに譲っています。
今の社長はペッパーなので、トニーが「クビだ」と言っても「not up to you = それはあなた次第ではない」つまりペッパーが決める事であって、トニーにはクビにする権限はないですよと言ってるわけです。
という感じで
up to you up to him up to me up to her |
などのように「誰次第(誰が決める)」かが表現できます。