no more thanと言う言い方の意味と使い方を分かりやすい例文で解説します。
使う際にどこまでの数を入れていいのか?どう使い分ける必要があるのかなど、細かな所にも触れていきますので、誤解のないように最後まで読んで頂ければと思います。
<no more thanの意味と使い方>
まず、no more than というのは、「これ以上はない」という上限を表す言葉です。
例題を見ながらニュアンスを掴んでいきましょう。
A: How much do you have now? B: *どちらの言い方でもOKですし同じ意味です。 |
こういう「これ以上はないかな」と言いたい時に使えるという事です。
ちなみにI have less than 5000yen.と言ってもこの場合は同じ意味になります。
(正し厳密には違うので、注意2を参照)
<注意1:正しこれは量だけ>
ただし、これはあくまで量に対して使うのであって、例えば、時間だったら。
Please bring it no later than 5pm. 5時までにそれを持ってきてください。 |
5時より no later(後じゃダメ) という事です。
このように、時間なら、no later than を使います。
<注意2:no more than 5に5は含むのか?>
例えば、今のno later than 5pm というのは、5時ちょうどに持ってきた場合OKなのか?というとOKです。5:01はもうダメだと思ってください。ちょうどならOKです。
例えば、
My car can carry no more than 5 people include a driver. |
と言ったら、
私の車は運転手を含めて5人より多くは運べない
(5人まではOK、6人は無理)という意味になります。
しかし!
My car can carry less than 5 というと、それは4人までという意味になってしまうので、こういうキッチリとした数を表現する時には、こういう言い方は相応しくありません。
さっきのように、大体5000円持ってるというような数え直さないものになら使っても支障はありませんが、こういうキッチリした人数を表現するには適さない言い方なわけです。
こういう時に、相手に確実に分かるように明確に言う方法は下記の記事で説明してます。 |
逆に作文などで
Please write no less than 500 words. 500文字より少なく書かないでください。 |
と言ったら、500文字ちょうど書いたならOKという事です。499文字しか書かないのはダメという事になります。
というわけで、まとめると、
・no more than 5 は「5より上はない、5より多い数は無理」という意味
・no more than と less thanはほぼ同じ意味、しかし
・no more than 5 に5は含む、つまり「5までOK」だが、less thanには含まない
この3点を気を付けて使うようにしてください。
また more than, less thanの定義はこちらも参考にしてください。 |