ここではwhoを使う際、続く言葉にsが必要なのかや、those whoとなる時などのルールを説明します。
そもそもWhoの語順について分からない人はこちら |
1.Who knowとWho knowsどっち?
Whoの後ろの単語にsが付くか付かないかは、質問内容によります。
A: Do you know where my phone is? 私のケータイどこいったか知ってる? B: Who knows. |
こういう使い方の場合は、Who knowsとsが付きます。なぜなら「誰が」というのは
「1人」を指しているので、He knows, she knowsと同じ感覚になるからです。
Who を使った疑問文の場合は、通常このように現在形を使うならsが付きます。
逆に
We have to find the people who know about the accident. 私達は事件の事を知る人達を見つける必要がある。 |
このように「people」など複数の人数に対してwhoを使うなら、続く言葉にsは要りません。They knowと言うのと同じ感覚です。
ポイント 1.疑問文で現在系で使う場合は「誰が〇〇した?」という聞き方のため、who does? who calls? のように通常sを付ける。 2. 複数の人に対してwhoを使う場合はsは要らない。 |
I need some translators who speak Russian. ロシア語を話す通訳が何人か必要なんだ。 I need a translator who speaks Russian. |
のように人数が多数ならwho speakの後ろにsは要りません。
A: What does “bilingual”mean? バイリンガルって何ですか? B: Bilingual is who can speak 2 or more languages. |
もちろんwho canのようにcan, may, mustなど(助動詞)が入ったならsは要りません。
Who broke my toy? 誰が僕のおもちゃを壊したんだ |
のようにbrokeなど過去形を使うならもちろんsは要りません。
2.Those whoを使う時
よくネイティブ会話を聞いてるとthose whoという言い方が出てきます。これは何を意味してるのかというと、
We prayed for people who died in the accident. ↓ We prayed for those who died in the accident. 私達は祈りを捧げた、事故で亡くなった方々へ |
のように、peopleをwhoと一緒に使う場合、変わりにthoseが使われます。
これは別にpeopleをそのまま使っても良いのですが、thoseがネイティブの中ではよく使われます。
I don’t like people who make fun of others. ↓ I don’t like those who make fun of others. 私は他人を馬鹿にする人達が嫌いだ。 |
という具合で、ようは複数の人にwhoを使う時はthose whoを使うと考えても良いでしょう。ただ、
I don’t like the classmates who make fun of her. 彼女を馬鹿にするクラスメイト達が私は嫌いだ。 I don’t like those who make fun of her. |
こういうclassmatesのような場合はthoseは要りません。thoseに変えてしまうと、「クラスメイトの中でも」というくくりが無くなってしまいます。thoseバージョンだとクラスメイト以外の人も含まれるわけです。なので変える必要はありません。
まとめ
では、もう一度使い方をまとめましょう。
1. Whoの疑問文で現在系で使う場合は通常who knowsとsを付ける。 2. 複数の人に対してwhoを使う場合はwho knowとsは要らない。 3. 複数の人に使う場合はpeople whoの変わりにthose whoが使われる。 |
という法則を覚えておくとよりネイティブっぽい話し方になります。参考になりましたでしょうか。
Whoの語順について下記で解説してますので、合わせて読んでおいてください。 →who likes you, who do you likeの意味。Whoの語順の理解の仕方
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