よく映画などを見てると「He is dying!」のようなセリフが出てきますが、イマイチ意味が分からない人も多いと思います。
今回はこのdyingの意味と使い方を解説します。
<dyingの意味と使い方>
例えば、人が倒れてて、そばにいる人が
Can you call 911? He is dying! |
と言ったなら、これはまだその倒れてる人は死んでません。
つまり訳としては「911に電話してください。この人死にかけてるんです」
という意味になるわけです。
dyingとは死にかけてる(瀕死)という意味であり、まだ生きてる状態を指します。
例えば、Elysiumという映画では
Max. She’s dying. She’s in the final stages of leukaemia. |
というセリフがあります。死にかけていると言っても、まともに生活できる人に対しても病気の末期のような状態であれば、dyingは使えるという事です。
<未来形としても使われる>
これから死ぬ可能性がある時も使ったりします。
Sooner or later, we are all dying anyway. いずれにせよ、私達はみんな遅かれ早かれ死ぬ。 |
これは、死にかけてるわけではなく、単純に
We are going to die. を短縮しかものですね。
<実際に死んでる場合は?>
例えば、倒れてる人を発見して脈がなく「死んでる。。」と言うなら、
He is dead. です。 |
瀕死なら、He is dying. ですが、死んでるなら、He is dead. となります。
<機械にも使える>
これはよくバッテリー残量にも使われます。
My phone battery is dead. バッテリーが尽きてる。 (バッテリーがないからケータイが使えない。) My phone battery is dying. |
単純に My phone is dead. というと、「ケータイが動かない」の意味になります。原因はバッテリー切れかもしれないし、壊れたのかもしれないし、電波がないだけかもしれないしで、どの理由かは示しません。バッテリーがないなら、battery is dead.と言った方が良いです。
例えば、My PC is dying. と言うと、パソコンが死にかけているという意味になりますので、つまり今にも壊れそう(変な音が聞こえたり、加熱していたり、よくフリーズしたり)という症状が出ている状態を指します。
というわけで、
・〇〇 is dying は 死にかけてる or これから死ぬ
・〇〇 is deadは 死んでいる
という違いがある事を覚えておくと、今後会話に役立つでしょう。
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