smellという言葉は使い方がトリッキーで最初はなかなか難しいと感じると思います。果たして良い匂いにも使うのか?語順はどうなのか?などなど。
というわけで、Smellの実践的な使い方を例文で説明していきます。
1.Smellの語順の理解
例えば、隣の部屋から何やら料理の匂いがしてきたとします。そんな時、
ネイティブ:It smells good. 日本人: It’s good smell. |
という感じで、ネイティブとは違う語順で我々は言いがちです。
なにか「匂いがする」という時は[It smells 〇〇]の語順で使うのがより正しい言い方です。
じゃあ例えば、おかしな臭いを感じた時に「なんか臭わない?」と友達にどう聞きますか?今度は、
Can you smell something? |
と言います。ちなみに
Can you feel the smell?
でもOKです。
*ポイント* 基本的に「臭い」という物質(モノ)として扱うなら、a smell. the smell のようになにか前にくっつけて使います。そうでない場合は基本的には「臭う」という動き(動詞)として使います。 |
例えばガソリンスタンドで
A: I don’t like the smell of gasoline. This smell makes me sick. B: You’ll get used to the smell. |
という感じで匂いがするかしないかではなく「ガソリンの匂い」は「嫌い、好き、慣れる」のように、匂いとは別の感覚を話す時は、the smell のような形で「匂い=物質、モノ」として捉えて話します。
逆に例えば、納豆を初めて外人さんが体験したとします。
It smells like a dirty sock. これ汚い靴下みたいな臭いだね。 |
という感じで、It smells の形を使います。
「靴下みたいな匂いを納豆は発している」ですから、そういう風にあくまで「匂うのか、どんな匂いなのか」など「におい」自身の事を話すなら、It smells の形です。
*第3項でより詳しく解説します。
*ちなみにこの語順の特性はTasteも同じです。
2.臭い(くさい)を英語で?
You are smelly! take a shower! あんたなんか臭うわよ。シャワー浴びなさい。 Durian is very smelly. Your fart is smelly! What the hell is this! |
などのように、〇〇 is smellyの形で言うと「くさい」の意味になります。
3.smellは良い匂い?嫌な臭い?
基本的にsmellは良いにおいにも、嫌なにおいにもどちらにも使えます。
例えば、漢方の匂いをかいだ時、
A: It smells good.良い匂いがする B: It smells bad.嫌な匂いがする |
という感じで、どちらにも使えますし、
It smells like chocolate. チョコのような匂いがする。 |
のように、なにかに匂いが似てるなら、smells like 〇〇 です。
A: Do you smell burning. B: I don’t smell anything. |
基本的には
・I smell 〇〇 のように言うと「〇〇の匂いを知覚する」
・It smells のように言うと「匂いを発する」
のようになります。
例えば、鼻づまりで匂いを感じないのなら、
A: Do you like this smell? B: I can’t smell. Because my nose is stuck. |
逆に芳香剤の匂いが無くなってしまったのなら、
It doesn’t smell any more. There is no smell. |
などと言う事が出来るでしょう。
まとめ
まず、基本的には
1.匂いを感じるならI smell 〇〇. 匂いを発してるなら、It smells 〇〇.
2.匂いの好き嫌いなど、臭うか臭わないか以外の事を聞くなら I like the smell.
3.「くさい」なら、It’s smelly.
とこの3つのパターンを覚えておくと、よりネイティブに近い正しい英語の使い方が出来るようになります。参考になりましたでしょうか。
ちなみに過去形にするとsmelt です。
I smelt something bad.
なにか嫌なにおいを感じた。
また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。 |