Thereの意味と様々な使用法、距離感なども解説!

there意味Thereという単語はThere is, There are の使い方や場所を教える時の言い方など、非常に応用が聞く反面、Theirと混同したり、英会話初心者には結構難解な言葉に感じるものです。

ここでは、Thereの様々な使い方と実践での使い方を迷わないように教えていきます。

1.Thereの基本的な意味と使い方

Thereは「あっち、そこ」など基本的には場所を示す時に使う言葉です。

A: Where did you put my stapler?
私のホチキスどこ置いた?

B: (It’s) There!
そこ!

のように、指を指してThere!と言えば、「そこ」と表現出来ます。

じゃあ例えば、道を聞かれて、「あっちだよ」と指を指していう時もThere!と言えばいいかというと、それは距離によって言い方が変わります。

例えば、バス停を探している人に対して、「あそこで乗れますよ」と道の反対側にあるバス亭を指さしながら言うなら

there
You can take the bus there.

と言えばいいでしょう。写真のようにハッキリ見える距離ならthereでOKです。
しかし、下の写真の赤丸で囲った所のように、自分には赤丸の部分にバス停があると分かってるけど、相手にはちょっと見えないかもしれない位の距離なら、

overthere
The bus stop is over there. (バス停はあそこです)

のように、over thereを通常使います。
相手の視界に入ってない可能性が高いような距離やお互い見えないような遠くを指さす場合は、Over thereを使った方が「あそこ、あっち」のような感覚になり、伝わりやすいです。

距離感覚的には

here(ここ) → there(そこ) → over there(あそこ)

という感覚です。

もしくは、単純に距離に関係なく、電話などで「これからそっち行くよ」というなら、
I’ll be there. と言います。

→ I’ll be thereの詳しい説明はbe動詞の記事

ちなみにout there という言葉をたまに聞くと思いますが、
out there というのは、壁を隔てた向こう側の事です。

例えばショッピングセンター内で「マクドナルドはどこですか?」と聞かれた場合、
ショッピングセンターの中なら、指を指しながら
「There!」「Over there!」「That way!」
などの表現で場所を教えると思いますが、

ショッピングセンターの外にあるなら、「Out there!=外に出たあっちの方だよ。」という感じで使われたりします。

階段を降りたところにあるのなら、Down thereという表現もありです。
逆に外にいて、ショッピングセンターの中ですよというなら in thereと言った方が分かりやすいですし、 目の前にあるのなら「right there = まさにそこ」と表現する事もあります。

組み合わせで様々なニュアンスを作れるので、相手により分かりやすく説明できます。

 

昔The X-Filesという有名なドラマで「The truth is out there. = 真実はそこにある」というキャッチコピーがありましたが、この out there というのもこの世界ではない異世界という意味を込めています。宇宙人などの不思議な事の真実はすぐそこにあるけど、この世じゃなくて、別の世界のそこですよ。という事を言ってるわけですね。

 

また単純にThereはItの場所バージョンのような使い方もします。

A: I went to Hawaii last week. It was so nice!
B: I have been there too.

このように、相手がハワイと言ったのに対して「そこには自分も行った事がある」と、ハワイを「そこ」と表現するのなら、Thereを使います。

→I have beenの意味が分からない人はbe動詞の記事参照

*ちなみにThereにはtoは基本的には要りません。

I went to Hawaii.
I went there.

という感じで、文法的にはtoを入れないで言う方が自然です。

しかし!heretothere

How long does it take from here to there?
ここからそこまでどれ位の時間がかかりますかね?

さすがに、from here there ではちょっと通じないので
このように、here to thereとtoが必要な事ももちろんあります。

いつも言ってますが文法に囚われすぎないでください。
あくまで「基本的にtoはいらない」だけであり、必要な時は使うわけです。辺に「toを使っちゃいけない」のように覚えてしまうと、こういう柔軟な対応が出来なくなります。文法はあくまでガイドメロディでしかなく、例外なんてどの言葉にもいくらでも出てくるという事を覚えておきましょう。

2.There is There are

→There is, There areの使い方については別の記事で解説しています。

3.There と Their

この2つ、会話では綴りを気にする事はないので間違えようはありませんが、まったく別物ですので、頭の整理をしておきましょう。

Theirというのは、「彼らの」という意味です。

They – Their – Them – Theirs
と「彼ら」の変化形です。

There=そこ
とはまったく別物なので、間違えないように。

Their bags are there.
彼らのカバンはそこだよ。

という感じで使います。

4.There you go! There you are!の意味

よく映画のセリフなどでも出てくるこの言葉ですが、意味は使うシーンによって変わります。

例えば、レストランでウェイトレスが注文の品を持ってきて

There you go!

と言ったならそれは「どうぞ」の意味として使っています。この場合は「here you go!」でも同じ意味です。

もしくは、例えば「壁のスイッチを教えてくれ」と頼む際、壁にスイッチが沢山あってどれを言ってるのか相手か迷っているとします。thereyougo

『これかい?それともこっちかい?』と相手がカチカチスイッチをいじって、正しいスイッチをオンにした時に「There you go! = うん、それだ!」という感じで、使ったりします。

なにか自分の言いたい事が相手にちゃんと伝わり、相手が正しい行動をした時に「There you go! = そうだ!」のような感覚で使うという事です。

他にも、There you are.のような言い方もあります。
例えば何度も電話して出ない相手がやっと出た時に

There you are! I’ve called so many times!

と言ったりします。もしくは探してた相手を見つけた時にもThere you are! と言ったりします。ようは「そこにいたの」的な意味で使っているという感じです。

そんなわけでThereの使い方理解できたでしょうか?

 

合わせてThere isの記事も読んでさらなる理解を深めてくださいね。

→There isの使い方

→ I’ll be thereの詳しい説明はbe動詞の記事

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