ここでは、数の表現が結構ややこしいフルーツに
a,the,sなどをどういう時に付けるかを解説していきます。
普段口語で「りんご欲しいんですけど」と言う時は
an appleなのか、applesが正しいのか?
それともThe appleなのか?
そんな疑問をこのページで解決していってください。
1.an apple と apples どっち?
例えば、「りんご食べたいなぁ」と口走るなら、こう言います。
I want to eat apples. |
このようにsを付けて複数形で言うのが普通です。
基本的に果物の「種類」を表す時は複数形の形が使われます。
今回はフルーツの中で、「りんご」という種類のフルーツが食べたいと
言ってる事になるので、この時点ではいくつ食べるか決めてません。
そんな時はapples, bananas のように複数形で通常表現します。
なので例えば買い物先で「トマト売ってますか?」と聞くなら
Do you have tomatoes? |
のように聞くのがナチュラルな聞き方というわけです。
<りんごを1つと数を指定する場合>
では、今度は「りんご1つ食べた」というにはどう言えば良いでしょう?今度は、
I ate an apple. |
です。数を指定したい時は
I ate 2 apples. I ate 3 apples. |
のように言います。特に「pieces」のような「個」に当たる部分はいりません。
<切ったりんごの場合>
では、今後は「切ったりんごを〇個食べた」と表現したい場合は、
I ate 1 apple slice. りんご一切れ食べた I ate 2 apple slices. りんご2切れ食べた I ate some apple slices. 切ったりんごをいくつか食べた。 I ate 1 sliced apple. 切ったりんご1個分食べた(つまりりんご丸ごと1個) I ate half an apple. 半分食べた (I ate a half apple でもOK) |
のように「slices」などで表現して使うわけです。これは必ずSliceでなくても良いです。
1 cut, 2cuts のように数える時もあれば、1 piece と数える時もあります。
ようは切り方や形次第です。次の項でも詳しく解説します。
2.an apple と the apple の違い
Cut an apple into 4 pieces. Cut the apple into 4 pieces. りんごを4つに切ってください。 |
のように言います。さて今回は「a(an)」「the」の2種類が出てきました。
この違いは単純にaとtheの違いです。
例えば、お母さんに「りんご食べたいから1つ切ってくれる?」という時なら
Can you cut an apple for me? |
とanを使います。
逆にあなたが料理教室でアップルパイを作ってるとします。
そしてすでにテーブルにりんごが用意されていて先生が
「ではそのりんごを4つに切ってください」と言うなら
Can you cut the apple into 4 pieces? |
と今度はtheが使われるわけです。理由はどのりんごかが決まってるからです。
「そのりんご」とどのりんごかが決まってるので、theなわけです。
でもお母さんにりんご切ってと頼む時はどのりんごかは決まってないわけです。
指定したりんごならtheだし、指定してないならa(an)になるわけです。
下記記事も参考になります。 |
3.The apple が使われる特殊パターン
さて、これ以外にも、the appleとtheが使われる特殊パターンがあります。
例えば、
The apple is the king of fruits! りんごはフルーツの王様だ! |
のような時です。
こういう種類を表現する時は普通ならapples のようにsを付けて言うわけですが、
ただ、このように「フルーツの王様」のように複数の中から1つ選出したい時は
Apples are the king of fruits. |
だと響きが少々変に感じるので、The appleとします。
4.ブドウのようなフルーツの場合
では、ブドウのように1ふさに沢山付いてる場合はどうでしょう?
これはこう考えてください。
例えば、りんごも一緒で木に沢山ぶら下がってるわけです。
でも木1つ分のりんごをan appleとは言わないですよね。
Apples in a tree なわけです。
で、ブドウも「房=木」だと思ってください。房は枝の延長線上でしかありません。
なので、
という表現方法になります。
フルーツ英語豆知識
まとめ
というわけで、基本的にはフルーツには
a(an), s もしくはthe (my your some)などが常に付くというわけです。
1.数を指定しないで種類を言うなら bananas のようにsを付けて言う 2.数を1つ指定したい時には a bananaのように aを付ける 3.すでに選んだ物や1種類を強調したい時はtheを使う |
という感じで覚えておくと良いと思います。参考になりましたでしょうか。
また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。 |