more than, better thanの違い、使い方で意味がこんなに変わる

Thanの使い方は中学英語で習ったから知ってる。でもmore than, better thanとかなると途端に分からなくなる。そんな方は結構多いと思います。

ここでは、
more than, better thanの使い方、違いを解説していきます。

＜more than, better than の違い＞

more thanとbetter thanは、どちらも「そっちよりこっちの方が優れている」と言いたい時に使いますが、

more = 数量がより多い
better = 能力がより良い

という違いがあります。

例えば、２人の男が一人の女を取り合っているとしましょう。

さて、それぞれの意味、分かるでしょうか？

more thanというと、愛の量が多い感じがします。better than というと愛し方がうまい感じがします。

＊ちなみに、I love you more than he loves. でもOKです。ネイティブは同じ単語を2回目は省略する傾向にあるので、he loves → he doesにして言ったりします。

今度はどうでしょう？意味を考えてみてくださいね。

では、答えですが、

more than の方は「彼は私よりいろいろ沢山の事が出来る」と言っています。
better thanの方は「彼は私より沢山の事でもっとうまく出来る」と言っています。

more than が単純に数がもっと出来ると言ってるのに対し、better thanというのは、沢山の事で、私より彼の方がうまい、レベルが上だと言ってるわけです。

→なんでmore than me じゃないの？と思った方はこちらの記事で解説してます。

これは人でなくても構いません。

という風に、なにか能力で勝っているなら、better thanを使います。

＊これもMy phone is better than your phone.を省略してyoursとしています。

これは単純に金額が高いので、お金の量の問題ですよね。

ただ、次のような場合は、moreもbetterも要りません。

これは、中学の時に習ったと思いますが、
〇〇er と出来るのなら、more を付ける必要はありません。

＜文法的ポイント１＞

基本的に

という３種類の変化があります。厳密には最後のbetter というのは
「good → gooder →better 」
という風に変化したものですから、実際は２種類の変化という事です。
good に erを付けたものがbetter だという事です。だからmoreは要りません。
なので、単純に「あれよりこっちの方が良い(Goodだ)」と感じる事を表現する時はbetterを使うわけです。

＜文法的ポイント２＞

基本的に

例外はありますが、例えば、

このように、I go となっても、more often のようになる事はあります。

なので、〇〇 isではないパターンは、まずI go to gymのようなセンテンスを作って、その後ろにmoreが来るという事です。

参考になりましたでしょうか。