英語での注文と数の指定の仕方。「1個、1枚」などの単位は必須じゃない!?

今回は買い物での数や量の指定の仕方について解説します。英語注文

私が海外に来た時も日本語とは少々違う数の指定の仕方に慣れるまで苦戦したものです。特に「3本、5枚、1個」のように単位をどう言えばいいのかなど困惑しますよね。そんなわけで、皆さんも海外旅行時の買い物やレストランでのオーダーなどがスムーズにできるように実践で役立つ数の指定の仕方を買い物の実例を使って伝授致します。

1.数の指定(ハンバーガーの買い方編)

買い物時には何個買うか?と言うのを伝える必要がありますよね。
例えば、あなたがファーストフード店に行ったとします。

operahouselight 006
これはオーストラリアのマクドナルドのメニュー板です。
ちなみにこの写真に書かれた[M $5.50 3330kJ]というのは、「Mセットで$5.50で3330キロジュール(カロリー)がありますよ」という事を言っています。
(以前はもっとセット名などがハッキリ書いてあって分かりやすかったのですが、最近はちょっとわかりづらいですね。特にkjがカロリーの事だと知らない人はこの数字がなんなのかドキドキしちゃうと思います。)

ちなみにメニューの端っこに
hanburger
Extra Value Meal includes Soft Drink & your choice of Fries or Garden Salad.

と書いてあります。つまり写真のセットを「Extra Value Meal」と呼ぶと言う事で、ジュース、さらにポテト(Fries)かサラダを選べます。と言ってるわけです。

これはファーストフード店に共通するのですが、この手のセットの事を「meal」と呼びます。日本では「バリューセット」ですが、アメリカやオーストラリアでは「エクストラバリューミール」だと覚えておいてください。「ミール」とだけ言えば分かります。スペシャルなセットだと Lunch deal のような感じで「deal」になってる所もありますが、これもセットという意味です。 →dealの意味の記事参照

meal2
で、GO Largeというのは、Lサイズに50centsプラスで変えられますと言ってるわけですね。

さて、実際このCheese burgerをオーダーしようと決めたら、店員の所に行ってこう言います。

Can I get a Cheese burger meal?
(Can I have one Cheese burger meal?)

 

このように、通常買い物の際は、Can I get, Can I have という言い方でオーダーします。もちろんI want やI would like で言っても結構です。Can I get, Can I have というのは「〇〇をください」という意味です。

→Can I, Can youを使った質問の仕方

Can I have a と 「a」を入れる事で、1つを意味します。
もしくはCan I have one と数を商品名より先に言うのが英語の語順なんです。

 

ちなみにメニューを指さして

Can I get that?= あれください
Can I get that Cheese burger meal?
=あのチーズバーガーミールって奴ください
Can I get this?=これください

のように言っても良いです。
→This thatの時は「a」は要りません。詳しくはaの記事参照

日本語だと「チーズバーガーセットを1つ」と最後に数を指定するわけですが、英語では数を先に指定します。

ちなみに2つ欲しいなら、

Can I get 2 Cheese burger meals?

となるわけです。一応文法的には「meal→meals」とする事になっています。心に余裕があればSを最後に付けてみてください。Can I get a の形で言うと、相手が聞き取れなかった時に「How many do you want?」と聞き返して来る事も結構あります。そしたら、「one!」など、数字を言い返せばOKです。

medium

さらに店員さんは「Which size?」などと聞いてくると思うのでメニューのMが欲しいので「Medium size」と答えます。そして「Which drink? Coke?」などと聞いてくるので、コーラで良いなら「Coke please.」と言いましょう。ちなみにCokeというのは「コカ・コーラ」の事を指しますので、KFCのようにペプシを置いてる店なら「Pepsi Please.」となります。

で、[Anything else?]なんて聞かれる事もあります。これは「他には?」という意味なので、「That’s all! (That’s it!)」と言えばOKです。 →That’s itの意味の記事参照

最後に「For here to go? (米)」もしくは「Take-away or eat here? (英)」と聞かれると思いますので、

持ち帰りたいなら[To go. (米)] [Take-away (英)]
逆に食べていきたいなら[For here. (米)] [Eat here. (eat in.) (英)]

と言って、相手が料金を伝えてくるので、支払えばオーダーの品が出てくるという感じです。*Take-outよりTake-awayが使われる傾向にあります。

→テイクアウト(take out)は英語で通じる?お持ち帰りと食べてきますの言い方

特にファーストフード店の店員さんは早口で適当に言ってくるので、聞き取れなかったら「Sorry?」と聞き返せば相手は言い直してくれます。うまくコミニケーションが取れない場合はYou meanで聞き返すのも手です。こっちは客なんですから分からなかったら恐れず聞き返して自分のペースで話しましょう。→meanを使った巧みな聞き返し技

もし相手がなにか薦めてきたら、

要らないなら「No thanks.」
欲しいなら「Yes please!」

と答えればOKです。相手がなにか薦めてくる時のパターンとして

Would you like some chicken nuggets as well?
You wanna up grade to Large size?

などのように、Would you like や You wanna などで大抵聞いてくるので、ちゃんと聞き取れなくても、この手の言葉で始まったら「No thanks!」と言えば大抵OKです。
→as well の意味と使い方

もしセットではなく、ハンバーガー単品だけ欲しいのであれば、

Can I get just one cheese burger?
I mean only burger, not meal.

などと「just, only」を付けたり、最後に「not meal」と言えば伝わります。

→I meanを使った聞き返し技

2.数の指定:グラムや1個1本などの単位の指定

では今度はスーパーなどでショーケースに入ったものを買いたい時に使う言い方を説明したいと思います。まず、値段の見方なのですが、例えば

2014-06-19_21h41_15

上のBeef Rump Steakなら、これは1kgで$14.99ですよという表示です。この表示は肉以外にも野菜や魚など様々なもので使われています。

(wasというのは、元値です。つまり元々は$16.99だけど、$2いつもより安くなってますよという事を意味してます。 →Saveの意味と使い方)

これはもちろん1kg以下でも買えます。例えば100g買ったなら、値段は約$1.49になるという事です。と言ってもステーキの場合は、もちろん枚数で買いますから、

例えば、ショーケースで売ってる店の場合は、
2014-06-19_21h22_04

Can I get 1piece of beef rump stake?
Can I get 2pieces of beef rump stakes?

のように聞きます。そうすると、お店の人が欲しい枚数分を取って計りで重さを測って値段を出してくれます。物やその日によって、

canihave
のように「$14.49 ea」のように書いてある時もあります。
この「ea」とは「each」の事であり、例えば先ほどのステーキに「$14.49ea」と書いてあったのなら、それはステーキ1枚で$14.49という事です。

ちなみにこれ読み方ですが、

$14.49 per kilo grams
$14.49 per each

のように「per 〇〇」と実際には言います。

例えばひき肉を買う場合は数えられませんから基本的にはグラムで注文します。caniget2

Can I have 200grams of pork mince?
豚ひき肉を200gくれませんか?

のように注文するという感じです。

<ofが入る入らない>

さて、ここで「さっきのハンバーガーのオーダーの時はofが無かったのに、なんで今回はofが付いてるんだろう」と皆さん思って困惑してるかもしれません。ofは基本的には略してもOKという感じです。

さっきのハンバーガーの注文も

Can I get a cheese burger meal?
Can I get one cheese burger meal?
Can I get one of cheese burger meal?

とofを入れて言ってもOKです。本来はofが入ってるのですが単位を使わないなら基本的に省略してしまいます。pieceなどの単位を使う場合はofを一緒に使うと考えてください。

 

<個、枚、本などの単位は?>

単位なのですが、基本的には要らないです

Can I get 2 pencils?
Can I get 3 books?
Can I get 2 apples?

のように単位は使わないです。

しいて使うなら、

2bags =2袋

3packs =3パック

4pieces =4個、4かけら

5bunches =5束(輪ゴムなどで留めたもの)

6boxes =6箱

1glass of =グラス1杯

1 cup of = コップ1杯

1spoon of =スプーン1杯

3bottles of =3本(ペットボトルや瓶、缶)

100grams of =グラム

1slice of = 薄切り1枚

2 sheets of = 紙状のもの2枚

1bag1bunch3pieces

のように、ほとんどは「入れ物」による考え方です。
野菜でも写真のように、まとめ方によって言い方が変わります。

まず、数を言う時はどんな入れ物に入ってるかを考える。で、言い方が分からない場合は、基本的にこの数詞(単位)を付けないで言うか、pieceで大抵通じます。pieceは日本語の個に近いので、万能です。

例えば、

Do you have a piece of paper?
ちょっと紙ある?

とメモしたい時などによく言うのですが、この場合、紙の大きさや形は問いません。広告の切れ端とかでも良いわけです。pieceというのは、かけらでも良いし、とにかく1個あればいいのです。 逆にちゃんとしたA4サイズ前後の1枚が欲しいのなら、

Do you have 1 sheet of A4 (size) paper?
と言っても良いでしょう。

 

さっきのステーキの場合でも単位の言い方を忘れてしまった場合は、
Can I get 2 beef rump steaks? と言えばもちろん通じます。

飲み物もそうで、本来文法的には例えば3缶のコーラを頼むなら、

Can I get 3bottles of Coke?

ですが、このbottleという単位が頭に出てこない時は

Can I get 3 Cokes? 

でもOKです。

<sを付けるか付けないか>

基本的にはCokesとsを付ける必要はないです。なぜなら2cups of teaが「teas」とならないのと一緒でコーラは液体だからです。ただそのコーラという物を缶と定義するなら付けても良いです。bottlesのような単位を使わない場合は3Cokesのように言う人は結構多いです。

3bottles
例えば、上の写真は3bottles of oil.ですが、種類が全部違います。

We are selling 3 kinds of cooking oils.
私達はいろんな種類の油を売っています。  

のように、1つ1つのOilを別の物と定義するなら、oilsと言っても良いのです。
なので、どう定義付けるかによって、どっちも使えます。

 

*注意*
英会話初心者の方はここで文法のどツボにハマらないように注意してください。当サイトはあくまで口語でどう言えば正しく伝わるのかを教えているのであり、日本の受験文法を教えるサイトではありません。ここで「この形で言わないといけない」のような曲解はしないでください。「〇〇じゃなきゃいけない」と覚える人は自分の英会話に縛りを付けてどんどん話せなくなります。

単位は付けても付けなくてもどちらでも良いし、時と場合によって使う単位も変わるのです。「こう言った方が自分の言いたいニュアンスに近く言えるかな」という風に柔軟に考えましょう。

3.数種類のものに対して個数を指定

では、今度はケーキ屋でケーキを買うとしましょう。

canihave2

例えば、Caramel round3つとStrawberry tart2つが欲しいとします。

Can I have 3Caramel rounds & 2strawberry tarts?

のように言います。今回のように数種類を頼む時は特に個数を先に言うようにしてください。例えば、

Can I get this Caramel round? Ah, 3pieces please!

のように言っても通じますが、数種類指定するような場合はこの言い方だと店員がどれが3つなのか混乱したりもするので極力、数を先に言うパターンにシャドーイングなどして慣れてください。

で、もしくはCaramel roundとStrawberry tartを2つづつ欲しいなら、こんな言い方もあります。

Can I get 2 each of Caramel round & Strawberry tart?

このeachというのは、「1個づつ」という意味です。2eachなら「2個づつ」です。
このように使います。

*先ほどのCokeと一緒で、基本的にはこの手の商品名には最後にsを付けなくて良いのですが、単位を付けずに言う場合は、2Caramel rounds のようにsを付ける傾向があります。

まとめ

というわけで個数の指定の仕方ご理解頂けたでしょうか?とにかく一番大事なのは数を先に言うという事です。そこだけ注意すればちゃんと伝わります。

またこのCan I get、Can I haveという言い方は買い物の超基本ですので、絶対に覚えておいてくださいね。

 

また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。

a, an を付ける時、付けなくて良い時を見分ける4つのポイント
kind of と kinds of の違い、Typesとの使い分け方などのポイント4つ!
→Can I の使い方
→I mean, You meanで聞き返す方法
→dealの意味の記事参照
→as well の意味と使い方

Dr.アジ

話すために本当必要な話法を「難しい文法用語なしで」教えてます。全く話せなかった私がオーストラリアで突如話せるようになった秘密が書かれたプロフィールはこちら。動画講座もやってます↓

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