ここでは非常にややこしく感じる
kind of, a kind of, kinds of |
の使い分け方を シチュエーション別に徹底解説していきます。
またTypeとkindの違いも一緒に説明します。
1.What kind of と What kinds of の違い
1.What kind of movie do you like? 2.What kinds of movies do you like? |
のように聞きますが、この2つの違いを説明すると、
1は「1つ挙げるとしたら、どんなジャンルの映画が好きですか?」と聞いてる感じがします。2は「好きなジャンルの映画を教えてください(複数選択可)」と言ってる感じがします。
別に1で聞かれても複数の映画名もしくはホラー、恋愛ものなどのジャンルを答えても全然OKです。あくまで聞いてるニュアンスが違うという事です。
例えばお茶を普段飲まないAさんが、お茶好きのBさんに質問します。
基本的にはteaというのは、液体や茶っぱの事を指しますから、数えられないものですので、sを最後に付ける必要はありません。しかし、KindsやTypesを使う時に限っては、Teasとsを付けて言う事も結構あります。
これは様々な種類を強調するためです。お茶と言っても「烏龍茶、ジャスミン茶、鉄観音、緑茶」など種類は様々であり、それらを別のものと定義するなら、kinds of teasと言っても良いのです。
例えば最後のChinese teas are famous.という言葉、これも、「中国茶」という1つの種類と捉えて発言するならChinese tea is famous.と言うわけですが、Bさんの中では、「烏龍茶もジャスミン茶もダイエットに聞くよなぁ~」と数種類の中国茶が頭に浮かんでいるので、Chinese teas と言ってるわけです。ようは頭の中に複数の種類が浮かんでるなら「Kinds of 〇〇s」のような言い方をするわけです。
2. many kind と many kindsの違い
文法上はmany kinds を常に使います。というのも、
この2つの文章を見て欲しいのですが、単純に1種類ならsは要らないし、2種類以上ならkinds of 〇〇sとsを付けると言う事です。
で、manyというのはもちろん「沢山=複数」ですから、many kinds of 〇〇s というのが文法上は正しいという事になります。
・a kind of ・2 kinds of ・3 kinds of ・many kinds of |
というわけです。
ただ、第1項でも説明した通り、Teaのように数えられないものに対しては「Teas」と必ずする必要はありません。
例えば、
There are many kinds of food in Japan. Not only sushi, you know? 日本にはいろんな食べ物があるんだ。寿司だけじゃないんだよ、知ってる? There are many kinds of foods in that buffet. Italian, Greek, Japanese and so on. |
のように、本来Foodという言葉にsは要りませんが「イタリアン、中華、和食」のように食べ物を別の種類として定義したい場合は、kinds of foodsと言ったりもします。これはその人がどういうニュアンスにしたいか次第でsを付けても付けなくてもどちらでも使えます。
いずれにせよ
many kinds of food many kinds of foods |
とmany kindsに文法上はなるという事です。
3.kindとtypeの違い
kindsとほぼ同じ使い方でtypesもよく使われます。
What types of men do you like? What type of man do you like? どんなタイプの男性が好きですか? What kind of movie do you often watch? |
言ってる事はkindもtypeも基本的には同じです。日本語でいう、種類とタイプの違いです。sを付けるルールも一緒です。ただ、しいてTypeとKindの違いを例えるなら、
こういう違いがあるという感じです。他にも Sort of という言い方もありますが、これもKind ofと同じだと思ってください。
4.It’s kind of と It’s a kind ofの違い
よく映画などを見てると、It’s kind of というセリフが沢山出てきます。
一応第2項の解説では、1つならa kind of 2つ以上ならkinds of と説明してきました。
じゃあ、どんな時にIt’s kind ofというどちらでもないのが出てくるかというと、これは感情表現の時です。
He is handsome. =彼はカッコイイ He is kind of handsome. =彼はカッコイイ部類に入る |
A: How was that movie? = あの映画どうだった? It was fun! = 面白かったよ。 |
なにかこのように、気持ちをゆるく表現したい時にkind ofを使います。
というわけで、kind of の使い方掴めたでしょうか?自分でもセンテンスを作ってみて記事を見直して答え合わせしてみてください。そうする事で使う事に慣れていけるはずです。地道にシャドーイングしてみてくださいね!必ずあなたの自力英会話の助けになります。
*おまけ*
よく外人さんに
What kind of sauce is Bull-dog?
ブルドッグソースってどんなソースなの?
と聞かれます。確かにこの手のお好み焼きソースとかって答えようがないんですよね。大抵答えとしては、
It’s a kind of BBQ sauce. バーベキューソースの類いだよ。
It’s a kind of Worcester sauce. ウスターソースの類いだよ。
と答える事が多いです。
まあ、本体にはVegetable & fruit sauceって書いてあるんですけどね。。
また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。 →kind of の意味とネイティブ的な「はぐらかす」使い方 |