Howeverという単語、英会話で使おうと考えるとちょっと難しい言葉のように感じるかもしれませんが、実はButと基本的には同じです。
ここでは、Howeverを実際の会話ではどう使うか?Butとの違いはどこなのかなど解説していきます。
1.HoweverはButと同じ!?
Howeverはこのように使います。
There are no buses because of a strike. However, trains are working. So we can go. 今日はストライキがあってバスが休航してるんだ。 でも電車は動いてるから行けるよ。 |
のように使います。もちろん、Howeverの代わりにButで言っても構いません。つまり意味はButと同じなのです。
違いを言うなら、Butの部分を強調してる感じです。「でも」を「しかし、だが」と我々がナレーションで言うのと同じ感覚です。
Howeverはどちらかというと、書き言葉で使われる事が多いです。会話でも使いますが、なにか説明や演説、ナレーションっぽい話し方で使われる傾向があります。
Butと同じように使えるんだと考えると、だいぶHoweverが簡単に使えるのではないでしょうか。
I can’t eat spicy food. However, I wanna try today. 辛いものは食べれないけど、今日は試してみたい。 |
こんな時はButしか使えない
Butにはちょっと特殊な使い方があり、例えば、
I love chocolate, but white one. チョコは大好きだけど、ホワイトチョコは除く。 |
のように、「しかし〇〇は除く」という意味で使ったりもしますが、こういうパターンの場合はHoweverは使いません。もしこれをHoweverを使って言うのなら、
I love chocolate. However I don’t eat white one. チョコは大好きだ。しかしホワイトチョコは食べない。 |
という感じで使います。Butは後ろのセンテンスを省略した言い方が出来ますが、Howeverでは省略しないという事です。
では、これ以外にHoweverはどんな使い方をされるかも解説していきます。
2.Whatever 的なHowever
Whatever=「なんでも」という言葉がありますが、これの仲間としてHowever「どんなでも」という意味で使う事もあります。
A: What kind of dress should I wear in your wedding? どんな服装であなたの結婚式に行くべきですか? B: You can wear however you want. |
のように使ったりもします。ただこの場合、通常はWhateverが使われるので、稀です。
「例えどんなでも」のHoweverは語順が特殊
また上の文をちょっと強調した感じで「例えどんなでも」の意味でも使われます。ただ使い方が特殊です。
Can you tell me however small problem it is. 例えどんな小さな問題でも言ってくれ。 |
さて、これ。語順的に変に感じませんか?
たぶん普通だったら、
Can you tell me however the problem is small. |
っていうセンテンスを作りたくなると思うんです。5W1Hでセンテンスを繋ぐ方法のセオリーで行くと。でもこれはちょっと間違いで、ピンクの囲いの方のセンテンスが正しいです。
なぜか?こう考えてください。
Can you tell me + how small problem it is. |
という感じで、
How small is it? ↓ Can you tell me how small it is. ↓ Can you tell me however small it is. |
となってると言う事です。
つまり、「例え」の意味でHoweverを使う場合は、
How small → However small How long → However long How much → However much |
のような感覚で使っているという事です。
単純に「例え〇〇でも」の意味で使いたいなら、Even if を使うべきでしょう。(下記記事参照)
→even ifの意味。違いと使い分け方がハッキリ分かる秘密の考え方
3.How の強調としてHow everを使う
これも非常に稀な使い方ですが、Howに驚きの要素を足したい時にもHow everを使う事もあります。
How ever did you defeat him? どうやって彼との勝負に勝ったんだ? =How did you defeat him? |
という感じで、例えば勝てるはずのない勝負に勝った友人に対して驚きの気持ちを込めたい時などにHowの部分をHow everにして言う事もあります。
howeverではなく、how ever と実際は分かれています。
まとめ
というわけでHoweverの様々な使い方を紹介しましたが、大抵の場合は第1項で話したButの意味のHoweverです。それ以外のパターンは稀ですので、Howeverが難しく感じる人はひとまずButと同じ意味で使われるんだと覚えてしまっても良いでしょう。そうする事で聞き取りも楽になります。参考になりましたでしょうか。
HoweverはAlthoughやThoughの使い方ともほぼ同じです。これらも理解するとより使いやすくなるでしょう。