友達に遊びに誘われたり、マラソン大会に出たりと、何かと「参加する」という言葉は使用頻度が高いですが、様々な言い方があるゆえに忘れてしまっていざと言う時に言葉が出ないなんて事、結構ありますよね。
ここでは、「参加する」を意味する、Join, attend, participate などの使い方を説明しつつも、それらの単語を忘れてしまってもパッと口から出るようにするための「簡単表現法」も解説していきます
1.何かに申し込む場合
参加すると言ってもいろいろなシチュエーションがあるので、シチュエーション別に解説していきたいと思います。
まず、例えばなにかのチーム、道場、もしくは大会に出たくて申し込むとします。
こういった「入会する」ような行為はJoinで言えます。 では、単純に「参加する」場合はどう言うか考えていきましょう。
2.パーティーなど遊びに参加する
例えば、友達にパーティーに誘われたとします。
A: Would you like to come to our party tomorrow? 明日、僕らのパーティーに君も来ないかい? B: Ok, I will. See you then. |
このように、まずパーティーなどに参加する場合は「Come, go」などで大抵言えてしまいます。
Can I join your party? パーティーに私も参加していい? |
のようにJoinを使っても良いのですが、むしろ Come, go を使った方がナチュラルです。
A: Tomorrow, I’m going to the concert. B: Really? Can I go with you? (Can I join you?) A: Did you go to the conference yesterday? B: Yes. I was there. |
このように、参加していた場合は、I was の形で伝える事が多いです。 そう意外と実際の会話ではこのようにシンプルな中学生単語で表現するんです。では、実際になにか競技に参加するという場合はどうでしょう?
3.競技に参加する
今度は、マラソン大会などで選手として参加する場合なのですが、
よく使われるのは、Participate(パティシペート) や attendという単語です。
A: Do you have time this Sunday? B: I’m gonna participate in the marathon festival this Sunday. *gonna=going to |
で、こういう時に先ほどのJoinを使うかというと、ちょっとイメージが違います。なぜかというとjoinというのは、イメージ的には「メンバーになる」というイメージだからです。joinというのは、ただ「枠組みの中に入る」だけなので、例えば大会の参加費を払った時点で、I joined the marathon festival. になるわけです。
競技を実際に行うという感覚まではjoinに含まれてません。なので実際に選手、もしくは応援として参加するのであれば、participateやattendを使います。
*participate という単語は通常、inを一緒に使います。
ちなみに同じ意味で、take part inとも言います。
I’m gonna take part in the marathon festival. と言っても同じ意味です。
Participateという単語、難しい単語に感じますが、Part-icipateと考えると少し楽です。
ようはその大会の1部分(part)になるという事です。
ちなみにただ応援として参加するんであれば、
I’m gonna participate in the marathon as a supporter. I’m gonna attend the marathon as a supporter. |
のように、as a 〇〇と言えば、どういう役割で参加するのかを表現出来ます。
<これらの単語を忘れてしまった場合>
これらの単語をど忘れしてしまう事ってよくあります。そういう場合は単純に
I’m going to the marathon festival this Sunday. I’m going to run in the marathon festival this Sunday. I’m going to be in the marathon festival this Sunday. 日曜はマラソン大会に参加するんだ。 |
など、第2項でやった通り、[go, be]などで言えます。
<英会話を本気でやりたいなら> |
4.出席する場合
授業に参加するのような「出席」を意味する場合についてなのですが、
先ほどのattendとparticipateには微妙な違いがあるんです。例えば、
I attended the class but I didn’t really participate in. 授業には出席したが、真面目に受けなかった。 |
attendというのは、単純に出席をする事を意味しますが、
Participateというと、ちゃんと先生の話を聞いたり、質問に答えたり、グループでの作業などにも参加するなど、積極的に参加している意味があります。
なので、ただ単になにかに出席したというなら、attendを使います。
出席をもっと簡単に言うなら、
I have a class. So I have to go now. I was taking a class. I had a class. I was in a class. I have to go to the class. |
などなど、今までと同様に簡単に表現する事が出来ますし、日常会話ではむしろこちらの方がナチュラルです。
まとめ
というわけで、参加するの感覚理解できたでしょうか?まとめると、
1.Joinは「枠組みに入る、メンバーになる」の参加
2.attend は出席
3.participateは「参加して活動もする」
4.実際はgo, come, be, take, haveなどでほとんど表現する
という具合です。この3単語の感覚の違いを頭の片隅に入れておきつつ、実際の会話では極力簡単な単語で表現するように心がけてください。難しい単語を使えば使うほどネイティブっぽいというのは大きな誤解です。むしろ簡単な単語を使った方が「お、こいつナチュラルな表現するなぁ。違和感ないなぁ」と相手に思ってもらえます。
我々だって日常会話でニュースキャスターのような言葉遣いをしないのと同じです。それ以前に知ってる単語を使いまわせる技術があれば、言葉に詰まる事が大幅に減るので、今回のような簡単表現法はぜひ頭に入れておいてくださいね。