exactlyという単語は知っていても、実際の会話ではどういう意味で使われてるのかイマイチぱっとしない人も多いと思います。
ここではexactlyの使い方を実際の会話例で分かりやすく解説していきます。
1.相槌としてのexactly
まず、相槌としてexactlyを使う場合は、「その通り」という感覚で使います。
A: Do you know why I don’t want to go to the party? なんで私がパーティーに行きたくないか分かる? B: Terry, right? A: Exactly! |
相手が自分が思ってる事とまったく同じ事を言った時にexactlyは使います。
A: He is a … is a… 彼は、、、えーとなんていうか。。 B: Naughty. A: Exactly! |
上記のように、彼を一言で例えるならえーとと考えていた時に、それにまさにピッタリの言葉を相手が出してきたら、「Exactly!=まさしくそれ!」と答えるわけです。
A: Do you remember Carlos who is my friend & … 私の友達のカルロスの事覚えてるかな?え~と B: The beard fat guy, right? A: Exactly. He invited us to his wedding. |
という具合に相手が自分の言いたい事を言い当てた時にExactly!と使います。
2.exactly what I の意味とは
映画のセリフやネイティブ会話で頻繁に使われるexactlyの使い方です。
例えば、あなたが会社の新人に仕事を教えているとします。
Just follow exactly what I’m going to say. これから私が言う通りにやってくれ。 I said, you must do exactly what I said. |
このように使うのですが、exactlyが何を意味しているかというと
Just follow what I’m going to say. 私がこれから言う通りにやってください。 Just follow exactly what I’m going to say. |
exactlyを入れる事で「言ったまま、まったく同じ事をやれ」という意味が強まります。新人に「自分流に勝手に手順を変えないで、私の言った手順とまったく同じ事をやってください。」と強調してるわけです。
なので、第1項の相槌も、
A: He is a … is a… 彼は、、、えーとなんていうか。。 B: Naughty. A: That’s exactly what I wanted to say! |
これの略が「Exactly!」だと思ってください。
つまりexactlyは
「Aの考えとBの発言がまったく同じ」のような時に使われるわけです。
このように「AとBがまったく同じ」という感覚なら様々な事に使えます。
例えば、
I think Coke & Pepsi taste exactly the same! |
What the difference between that brand cream & $1 shop’s one? The ingredients are exactly the same. あの高級クリームと100円ショップのクリームの違いはなんだ? 原料はまったく同じだぞ。 |
のように、「exactly the same」というと「まったく同じ」という感覚がでます。
例えば、買い物先で、
A: Are you looking for this? 君が探してるのってこれかい? B: Yes! This is exactly What I wanted! |
これもExactly!とだけ答えても良いです。このように「完全に一致した!」という時にexactlyを使うんです。逆に
A: Are you looking for this? 君が探してるのってこれかい? B: Not exactly. This is the old version. I want the new one. |
のように、完全に一致してないのなら、not exactlyなわけです。
例えば、スマートフォンのOSを自分でUPGRADEするとします。
A: Don’t you need the instruction? B: I know exactly what I have to do. Don’t worry. |
のように、「完全に分かってる」という時に良く使われます。
A: Hey your car was stolen! おい、君の車盗まれたぞ! B: I have GPS for that. So I know exactly where my car is. |
「完全に」つまり「正確に(位置が)分かる」という事です。
3.正確に言え!
Exactlyはあやふやな事をスッキリさせるためにも使います。
例えば、浮気現場を抑えられた夫が弁明します。
旦那: I just made a little mistake. But it’s not a big deal. ちょっとした間違いなんだ。大した事はないんだ。 妻: Stop the bullshit! Just tell me what exactly you did with that girl! |
相手が曖昧な事を言ってきた時に、ハッキリ明瞭に説明しろ!という時にexactlyを付けます。
例えば、買い物中デパート内ではぐれたので、電話したとします。
B: I’m downstairs. A: Tell me exactly where are you? B: Level 2. In front of Gloria Jean’s coffee. |
このように、相手にはっきり明確に言ってくれ!という時にexactlyを使います。
4.not exactlyの意味
先ほども出てきましたが、「完全に同じではない」「ちょっと違う」と言いたい時にnot exactlyが使えます。
例えば、インスタントで出来るスープをあなたが作って友達に出したとしましょう。
A: Did you make this soup yourself? これ、自分で作ったの? B: Not exactly. I used instant one. |
確かに作ったのはあなたなのですが、味付けはもともと作られたものなので、自分で作ったというほどの物ではありません。なので、ある意味正解だけど、ある意味違う。こんな時にNot exactlyを使うわけです。
→ちなみにNot reallyも同じように使えます。not reallyの使い方はこちら
例えば、コーラを買ってきてと頼んだら、コーラゼロを母が買ってきたとします。
母: You want to drink this, right? これが飲みたかったんでしょ? 息子: Yeah…It isn’t exactly what I want. But It’s OK. Thanks. |
exactlyというのは、「私が思ってる事と完全に一致してる!」という事を言いたい言葉なわけです。なので、微妙に違うなら、Not exactlyを使うわけです。
まとめ
そんなわけでexactlyの使い方理解できたでしょうか?
1.相槌では「まさにその通り!」という意味合いで使う。 2.「AとBはまったく同じだ!」と言いたい時に使う。 3.あやふやな事をいう相手に「正確に言え!」と言いたい時に使う。 |
という3つのポイントを押さえておくと実際の会話でもexactlyを使いこなせるはずです。実際に使ってみるとしっくり来ますので、シャドーイングで良いので、exactlyを使ったセンテンスを作ってみてくださいね。
また下記の記事も参考になるので、合わせて目を通しておいてください。 →Reallyの使い方。語順で意味が変わる!?not really, really notの違い |