ここではKindとKind of の使い方について解説していきます。
特にネイティブが多様する「遠回しに言う言い方」や「はぐらかし」技などもこのKindできるので、そういった実用的な使い方も紹介していきます。
これを知っておくだけでも映画のセリフの理解などが大幅に高まりますよ!
1.kind = やさしい
「やさしい」を英語で言うなら、このkindがまず頭に最初に浮かぶでしょう。
例えば道に迷ってる時、声をかけてくれて助けてくれたのなら、
Thank you! You are very kind! ありがとうございます。あなたはとても親切ですね。(やさしいですね) |
のように使います。
Thank you for your kindness.と言ってもOKです。
2.kind of の基本的な使い方
Kindはもう1つ「種類」という意味でも使います。
A: Hey what happens with your hand. It’s red. B: Oh, It’s a kind of allergy. |
というように、なにかの一種と言う時に使います。
A: What kind of medicine is this? B: It’s a kind of painkiller. |
Hey, Don’t touch it! That kind of mushroom has poison. おい、さわるなよ。その手のきのこには毒があるんだ。 |
基本的な使い方はこんな感じです。
3.間接的に感情を表現するKind of
さて、今度はネイティブが多様するちょっと遠回しに言う方法を紹介します。
例えば、あなたの娘を知り合いに紹介したとします。娘はちゃんと挨拶もせず、うつむいたまま、どっかに行ってしまいました。そしてあなたは言います。
She is kind of shy. 彼女はちょっと恥ずかしがり屋でして。 |
これもちろん、She is shy. とダイレクトに言ってもいいのですが、kind ofを入れる事でちょっと遠回しな言い方になるんです。言うなれば「彼女はシャイの部類に属します」という感じにする事で、「あいつはシャイだ」と決めつけるような言い方を避けてるんです。
A: She is kind of cute, isn’t she? 彼女はちょっとカワイイと思わないかい。 B: So she is your kind of girl. |
こんな具合に、your kind というと、タイプと言う意味にもなります。これはもちろんShe is your type (of girl).と言ってもOKです。kind と typeはほぼ同じ意味で、同じように使います。
A: Hey, you should try to wear long hair & some accessories. B: I’m not that kind of guy, you know. |
ほかにも、
A: Hey, who is she? Is she your girlfriend? B: ah…kind of. |
上記のようにはっきり「自分の彼女だ」と言えないような時も kind of と言う事で「そのような類いの関係である」とあやふやにはぐらかす事が出来ます。
4.略し言葉 kinda
時々ネイティブは早口になると、kinda(カインダ)という言葉を使ってきます。
これは kind of を早口に略した形です。want to を wannaと言うのと同じです。
Hey, he is performing fire dance. It’s kinda cool! おい、あそこでファイヤーダンスやってる奴がいるぞ!すごくない? |
まとめ
という感じでKindは
1.親切、やさしい 2.何々の一種 3.ダイレクトに言うのを避ける表現 4.好み、タイプ |
といった事を表現できる言葉だという事です。特に3番目の遠回しに言う表現として使われる事が多いので、映画などでもこの言い回しに注目してみてください。たまに「英語ははっきり言わなきゃいけない言語」なんて言う人がいますが、Kind of を使う事で相手に気を使って遠回しに言ったりはぐらかしたりもいくらでも出来ますし、ネイティブもそう使ってるわけです。
さらに、KindとKindsの使い分けやTypeとの違いなどをもう一つの記事で解説してますのでそちらも要チェックです! |