ここでは、Have Bob killed. Have PC repaired. のような have 〇〇 -ed やget 〇〇 -edの形をした言い方の意味と使い方を解説していきます。
have 〇〇 -ed / get 〇〇 -ed の意味
例えば、あなたの友達のスマホの画面がバキバキに割れているのを見たとします。
そこで
You can have your phone repaired at the repair shop. You can get your phone repaired at the repair shop. リペアショップで君のスマホ、直してもらえるよ。 |
のように、have + your phone + repaired のように言う言い方があります。
このように、have 〇〇 -ed / get 〇〇 -edで、「〇〇された状態にしてもらう」という感覚になります。
上の例だったら「君の電話を直された状態にしてもらう」という感覚なわけです。
My father will have my old desk painted. 父は私の古い机を塗装してくれる予定だ。 |
例えばこれ、My father will paint my old desk. でも良いんですが、
これだとお父さんが直接塗装するという意味になりますが、
My father will have my old desk painted. とする事で、
「古い机が塗装された状態にする」つまり、別にお父さんが自分で塗装しなくても、
塗装のプロにお父さんが頼んでくれるという意味でも使えるわけです。
このように、誰がやるかは別にして、「塗装された状態にする」のように、
視点をモノに持っていく言い方なわけです。
人にも使える have 〇〇 -ed / get 〇〇 -ed
この言い方はモノだけでなく、人にも使われます。
例えば、警察に捕まった無職の容疑者はこう供述しました。
He ordered me to have the boss killed. 彼は私に、ボスを殺すように命令した。 |
これも、もちろん He ordered me to kill the boss. とシンプルに言っても良いのですが、
このように、have the boss killed と表現したりもします。
これ、何がじゃあ違うのかというと、
have the boss killed というのは、「ボスが殺された状態にしてもらう」という意味です。
例えば、
He ordered me to kill the boss. だったら、「お前がボスを殺せ」と命令されたという意味ですが、
He ordered me to have the boss killed. なら、「ボスが殺された状態にしろと命令された」ですから、別に自分で手を下さなくても良いわけです。別の誰かに頼んだり、事故に見せかけたりと、どんなでも良いので、死んだ状態にしろという命令が出されたというニュアンスになります。
Bob is trying to get Sara fired. ボブはサラがクビになるように頑張っている |
例えば、サラというとてもやる気のないバイトがいるとして、ボブはそれがとても気に食わないとします。なので、ボブはボスに何度もサラをクビにしてくれと頼んだり、サラがサボってばかりだと上司に告げ口したりと「クビにされるように(クビにされた状態になるように)」頑張っているという意味です。
have 〇〇 -ed / get 〇〇 -edは受け身になっている
このhave 〇〇 -ed / get 〇〇 -edという言い方は、基本的には「〇〇された」という受け身になってます。
受け身の文というのは、本来
He was killed. He will be killed. My phone was repaired. |
のように、be -ed の形で表現しますよね。
その be (is am are) 部分を get, have に入れ替えたと考えてください。
なので、You can have your phone repaired at the repair shop. なら
「君のスマホはリペアショップで直された状態にしてもらえる」という意味になるわけです。
というわけで、have 〇〇 -ed / get 〇〇 -ed で「〇〇された状態に(してもらう)」という意味があると覚えておいてください。
PS.
「haveとかgetとかの違いや意味、使い方が今ひとつしっくり来てないんだけど」という場合は、こちらの講座。