あの日、あのお客さんからの気付きがなかったら、
今でも私は英語が話せていない。そう確信している。
Dr.アジ
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英語のテストは平均20点。英検4級すら落ちた。
はっきり言います。私は英語が大嫌いでした。
まぁ、もともと頭のいい方ではなかったっていうのもありますけど、
どんなに頑張っても、
中学や高校の英語のテストで良い点が取れた事なんてないですし、
英検だって落ちた事しかありません。
だって、全然分からないんですよ、どうすれば文章になるのか。
SVOがどーたら、〇〇詞が何単現だの言われても、
もうその用語自体が分からないし、本当に英語、だいっきらいでした。
私の人生は英語とは無縁で終わるはずだったんですが、
私は自分の人生を一度リセットしたい時があり、
その時、ちょうど海外に興味があったので、
ワーキングホリデーという制度でオーストラリアでの
長期滞在に挑んだんです。
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ただ、やっぱり言葉の壁に打ちのめされました。
フレーズ集やら電子辞書やらもちろん武装してましたよ。
それでもやっぱり相手の言ってる事も分からないし、
自分も「Passport? Money?」みたいな単語でひたすら聞き返すだけで精一杯。
これはあなたも経験あるかもしれませんが、
実際の会話で、辞書とかフレーズ集とか翻訳アプリ片手に会話するとかほぼ無理ですし、
実際、自分の欲しい言葉なんて出てこないんですよ。
で、もうこんなんだから、まともに交渉も出来ないし、
理不尽な目に合っても、言い返せもしないわけですよ。
だから、鴨にもされましたよ。沢山洗礼受けました。
(いや、決してオーストラリアが悪い奴の国だって言ってるわけじゃなくて、むしろある程度英語ができれば日本より住みよい所だと感じます。)
例えば、現地でプリペイドケータイを買ったんですけど、
もっと安いプランがある事を知って、それに変えたかったんですけど、
なぜかネット上でプラン変更が出来なくて、
仕方なく、恐る恐るコールセンターにかけたんですけど、
前もって作ったセンテンスを読んで応対しても、
向こうが申し訳無さそうに「Sorry, I don’t understand. Please go to the shop.」とか言って、ガチャっと切られちゃったり、
で、対面なら手振り身振りやメモ見せてなんとか伝わるだろって思って
実際に店で頼んだら、店の人、はぁ・・ってため息して、
手のひら出して「$30」っていうんですよ。
そう、変更手続きして欲しいなら、30ドル払えばやってあげるよって。
で、あ、そういうものなのかって払って、やってもらえたんですけど、
本当はそんなの金取られないんですよ。
でも言葉が通じないアホな客が来てカモられただけなんです。
沢山そういう理不尽とも言える経験を最初の頃はしました。
ネイティブと暮らしても全く上達しない!
で、バックパッカーに泊まってたんで、
いろんな国の人と同じ部屋で寝泊まりする日々だったんですけど、
もうね、最初「Hi!」って挨拶して、名前言って、それ以降、何も話せない。
向こうが気を使っていろいろ話しかけてくれても、苦笑いするのが精一杯。
電子辞書引いても、さっぱり分からず。
もうだんだん会話が怖くなってきて、しまいには、両耳にイヤホンして
周りと目合わせないようになっちゃったくらいです。(何しに海外来たのって状態・・)
で、そんな時、オーストラリア人の英語教師歴のあるおじさんが
ルームシェアの募集をしてる張り紙を見つけて、
恐る恐る彼に電話をしてみたんですよ。
すると、すんげぇ明るいおっちゃんで、
ハッハッハッハッハ!Come on! Come on! って言うんですよ。
で、実際にそのおっちゃんの家に住まわせてもらえる事になって、
そのおっちゃんにも、日々英会話の特訓をやってもらったんです。
私もすげー本気で勉強しました。
日本の本が売られてる本屋があって、
そこで参考書や練習本を買って、朝からずっと勉強して、
英語日記も毎日書いて、
おっちゃんがいる時は、おっちゃんとの会話をなんとか筆談も交えながらやって、
これで話せなきゃ、どうすれば話せるんだってぐらい頑張ったんですけど、
全くダメ!
1ヶ月以上経っても、
もう、外出ると、全然通じない。全然分からない。
言いたい事を言葉に出来ない!
ほんとね、悲しくなりましたよ。もう無理だ。
毎日辛い、孤独、食べたいものをフードコートでオーダーする事すらまともにできない。
サブウェイとか注文難しすぎ!意味わかんない(これはたとえ日本でもそう思いますけど。笑)
日本帰りたい!無様な落ちこぼれに一筋の光
もともと日本にいた時から就職もできない、自分には何もない奴だったんで、
それで海外で何かを掴もう、自分の壁を壊そうって思ってオーストラリアに来たのに、
3ヶ月もしないうちに、「もう日本帰りたい。。やっぱり無理だ。。」ってなっちゃいました。
でも、このまま、日本に帰った所で、自分には何にもないわけです。
自分に自信を持てない、オンボロアパートのワンルームで低賃金の派遣、バイト生活・・
その何にもない恥ずかしい自分に戻るだけ・・
ここにいても地獄、日本に帰っても地獄、もうホントなんなんだろ自分はって哀しくなりました。
ちなみに、資金も減ってきてたんで、現地で仕事を始めたんですよ。
フードコートの仕事で、日本人も沢山いたんで、自分も働かせてもらえたんです。
で、ある時、「お客さん対応よろしく~」って言われちゃって、
えぇ~って冷や汗かきながら、
お客さんの注文を受け付ける係をやってたんです。
でも、これが私が英語が話せるようになったキッカケになったんです。
お客さん、あなたの一言で私は変われた
お客さんが来て、指差しながら、食べたいものを頼むわけですよ。
で、何人かの注文を聞いてるうちに、共通点に気付いたんです。
みんなこう言うんです。
「Can I have this?」って。そう言いながら、食べたいものを指差すんです。
私は相手が言ってるこの言葉が分からなくて、
「キャナイハブってみんな言ってますよね?あれどういう意味なんですか?」
って日本人スタッフに聞いたら、
「これくださいって意味だよ」って教えてもらって、
それがすごく私には衝撃的だったんですね。
「え、I want this! とか言わないで、みんなCan I have 〇〇?って言いますよね」
『うん、その言い方が一般的だね。』
いや、別に I want this.って言い方がおかしいってわけでもないし、
それでも通じるんですけど、このCan I? って聞く言い方自体を私は知らなかったんです。
なにか聞く時って、Do you, Did you, Have you, Are you みたいな、
現在、過去、未来的なものだけかと思ってたのと、
疑問文で、I が出てくるとか、自問してるみたいで
もうさっぱり意味が最初は分からなかったんですけど、
このCan I で「私は〇〇してもいいですか?」となる事とか、
have=「手に持つ」という意味だと間違って覚えてた事なんかもあって、
「え、手に持つ事が出来ますか?で、なんでこれくださいって意味になるの?」
っていうのがさっぱり分からなかったんですよ。
実際は、「これを私がもらっても(自分の持ち物にしても)いいですか?=これください」
日本語でも注文する時、「これ頂けます?」みたいに言う事もできるじゃないですか、
あの感覚が、Can I have だったわけなんです。
で、これが、すごく自分の中では、衝撃的な気付きで、
「疑問文って、現在形、過去形、未来形みたいな時制以外にも実はいろいろあるんだ。それを知らないから全然相手の言ってる事が分からないし、言いたい事もうまく言えないんだ。」
って、いう事が分かったり、
「Can=できる、Have=持つ。みたく覚えてたけど、実際の英会話ではちょっと意味(使われ方)が違うんだな・・」
って事が分かってきたんです。
この日から私は英語の話し方が分かった!
で、そのあとから、自分もその「Can I」とか「Can you」とか、
そういうお客さんが使ってた言い方を真似て、言葉を発するようにしてみたら、
今までからっきし通じなかったのが、ちゃんと通じる!
相手も同じような言い方してくるんで、相手の言ってる事も分かるように突然なってきたんです。
本当に衝撃でした。
出だしのフレーズに着目するようにしたら、
語順の感覚やパターンみたいなものが急に分かってきて、
単語ではなく、文でコミュニケーションが取れるようになっていったんです。
で、その後は、日本人は私一人だけっていう職場で働けたり、
外国人の友達や恋人が出来たりと、
日本に帰りたいと嘆いていたのが嘘のように、オーストラリア生活が楽しくなっていきました。
で、同じように、英語が話せないままオーストラリアに来て困ってる日本人に、
この話し方のコツを教えたり、
ブログでこの事を発信したら、「私が知りたかったのは、これです!」と驚くほどに反響があり、
会話が楽になった、できるようになったというご意見ももらえるようになったんです。
日本の試験英語じゃ話せなくて当たり前!
例えば、私が1番英語を学んでて謎だった部分で、
「あなた、あなた達、どっちもYOUですよ」って参考書とか文法書にはみんな書かれてたんですね。
でも、実際は違うんですよ、実際はちゃんと使い分けられてるんです。
例えば、職場で、私と同僚達に向かって、Bossが帰り際に言うわけですよ、
「See you, guys!」って。
私一人の時は、Bossは、
「See you, Aji!」って言う。
そう、you guys ってguysを付けていう事で、「あなた達」と表現してるんです。
(guys以外にも、you peopleとか表現方法はありますが、とにかく使い分けてるって事です)
でも、なぜか、参考書、文法書には、「あなた、あなた達、どっちもYOU」としか書かれてない。あれ、なんなんでしょうね。書いてる著者は知ってるはずなんですよ、この使い分けを。
でも書かない。それで話せるようになれって方が無理じゃないですか?
そう、日本の英語教育ってようは、実践英会話にまったく即してないんですよ。
ただ単に試験の穴埋め問題とか、正解をABCDから選べみたいな奴に
いかに正解するかしか考えてない。
日本語だってそうじゃないですか、
よく日本語勉強してる外国人が「Sayonara!」って言うのと一緒で、
教科書では「さよなら」って習うけど、
でも実際の会話で「さよなら」なんて使わないじゃないですか、
「じゃあね!ばいばい!」でしょ?
そう、それと一緒で、試験英語と英会話って全然違うんですよ。
SVOだの、なんちゃら形、なんちゃら詞だの
難しい用語ばかり並べて、英語を難しいと感じさせている
そして、実践では使えない英語を教えてる。
そりゃ、日本人は英語が世界でもビリに話せないとか
10年以上言われ続けて当然だなって思います。
だから、私は、この初心者英会話ステーションや、Youtubeチャンネルで
「自力で初心者英会話」を発信してるんです。
私が海外生活で培ってきた、リアルに使える英会話。
それを発信してます。
特に動画講座では、今まで話してきた、Can Iのような出だしの部分。
初心者がなんで英語を話せるようにならないのかって言うと、
みんな「出だしをどう作ればいいのか」が分かってないから、言葉に詰まったり、
「Eat! Bus! Phone!」みたく、出川さんのような単語で会話になってしまうわけです。
(あれで通じて仲良くなれてしまう出川さんは尊敬に値しますが・・)
英語を話せるようになる、そして聞き取れるようになるためには、
まずは出だしのパターンをちゃんと理解している必要があるんです。
この出だしのパターンを使ったネイティブも常用する会話法を
無料動画講座(下のフォームから受け取れます)で教えているので、
もしあなたが英会話が伸びずに困っていたり、
英語に苦手意識があるのであれば、
この講座でまずは、知っておかなければならない基本パターンを
身に付けて、過去の私のように一気に話せるようになってくださいね。
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