初対面の人や目上の人が相手で、その相手の名前を呼ぶ際、
いきなり下の名前を呼び捨てで大丈夫なの?失礼にならない?
そんな心配が出たりするといったご意見があったので、
どう呼べば失礼じゃないのかや、相手に名前をどう呼んで欲しいのかを尋ねる方法といった、
英語での相手の名前の呼び方について解説します。
英語での相手の名前の呼び方は?どう呼べば失礼じゃない?
例えば、あなたがホームステイやシェアハウスに滞在する事になった場合、
通常は、相手とすでにメールか書面などでやり取りしていると思います。
そのやり取りの際、きっと相手は、メールの文末などに、
名前を記していると思います。
例えば、
See you soon. Dian |
こんな感じで、例えば、Dian(ダイアン)と書いてあるなら、
実際にあった時は、
Hi, nice to meet you, Dian. |
という感じで、その書かれたファーストネーム(実際はニックネーム)を
そのまま何も付けずに呼び捨てで呼べばOKです。
この呼び方で全く失礼になりません。
ビジネスの場面だと、Surnameで名前を呼ぶ事もある
よく映画のワンシーンなどであるのは、こういうやり取りです。
例えば、ビジネスの取引先の人と初対面で、自己紹介し合う時に
A:Hi, Mr. Wayne. Nice to meet you. B: Oh, call me “Mike”. Please. |
という感じで、取引先の相手の名前を事前に調べたら、Michael Wayne さんだったので、
実際に会った時は、Mr. Wayne と Surname/Family name/Last name(名字)にMrとかMrsとかもしくはDrとか、そういうタイトルを付けて、敬ってる感じを出して呼ぶわけなんですが、
相手が「おいおい、そんな堅苦しい呼び方はやめてくれ。Mike(マイク)ってニックネームで呼んでくれよ」という感じで、改めてニックネームを名乗って、ニックネームでその後は呼び合うようになるという展開がよくあります。
このようにMrみたいなタイトル+名字で呼ぶ事で、すごく敬ってる感は出せますが、
これは本当にビジネスの取引先とか、そういう場面だけで、
通常は、最初からニックネームが分かってるのであれば、ニックネームで呼び合います。
それが学校の先生だろうが、自分の会社の社長だろうが、年が離れていようが、
通常はニックネームをそのまま何も付けず呼べば、失礼にはなりません。
相手の名前をなんて呼んだら良いか、ニックネームを聞く方法
例えば、初対面の場合、全く相手の名前を知らない場合もありますし、
一応フルネームは書面などで確認してるけど、相手のニックネームは逆に知らない、
なんて呼ぶべきか分からないなんて事もありますよね。
こんな時は、まず最初に「あなたの事、なんて呼んだらいいですか?」と聞けばOKです。
A: What can I call you? 「なんてあなたの事を呼んだらいい?」「Micky(ミッキー)って呼んでくれ」 |
こう聞く事で、相手が自分の名前をどう呼んで欲しいかを知る事ができます。
A: Can I call you “Michael”? B: Oh, you can call me whatever you want. A: OK, What do people usually call you? B: People often call me “Micky”. A: Then, I’ll call you “Micky”. 「Michaelって呼んでいいですか?」「ああ、君の呼びたいように呼んでくれれば構わないよ。」「ちなみに他の人達はあなたの事なんて呼んでます?」「Mickyが多いな。」「じゃあ私もMickyって呼びますね。」 |
whatever というのは、「なんでもいい、どうでもいい」という意味があるので、
こう答えてきたら、好きに呼んでくれって意味になります。
こういう感じで、相手の呼び名(ニックネーム)を聞き出して、
ニックネームで呼べば、失礼になりません。
もうお分かりだと思いますが、
call me 〇〇で私の名前をこう呼んでくれ。
call you 〇〇であなたの名前をこう呼びます。
となります。
自分の名前の呼び方(ニックネーム)も考えておこう!
ちなみに、自己紹介する時も大抵英語圏の人って、ニックネームのみを常に名乗ります。
ほとんどフルネームをわざわざ”My name is Michael Wayne.”みたいに名乗る事はなく、
“My name is Mick. (I’m Mick.)”みたいに、ニックネームだけを名乗ります。
なので、日本人である私達も自己紹介する機会がある場合は、
通常はニックネームだけを名乗ればOKです。
わざわざ
I’m Takenobu Higashikawa. みたいに名乗る必要はなく、
I’m Take. のように、下の名前を短くしたバージョンを名乗るのが
相手もぱっと覚えられて、発音しやすいので良いです。
例えば、名前が Yasuko なら、
Please call me Yasu. と省略しても良いですし、
別に無理に省略する必要は一切ないので、
Please call me Yasuko. と言えば、そのまま下の名前をニックネームとして使う事もできます。
これは実際、英語圏の人達も一緒で、
先程の例のように、Michael とそのままその名前を呼ばせてる人もいれば、
Mick, Mike, Micky, みたいに、同じ名前の人との違いを出すために
あえて省略した呼び方をさせる人もいますし、
長い名前で呼びにくいなら、省略する人が多いですね。
Elizabeth だったら、Eliza, Lisa, Liza, Beth, Bettyなどなど(50種類くらいパターンはあるらしいです。あくまでニックネームなので自分で自由に作ってOK) みたいな感じで、短く呼ばせてる人が多いですね。
だから、逆に本名がKateだと思ってて、Facebookを交換したら、
名前がKatharineとかなってて、「え?実はそんな名前だったの?」ってびっくりするみたいなパターンって結構あります(笑)。
相手の名前はどう聞く?
単純に相手の名前を知らない場合、まずこう聞けばいいです。
What is your name? Can I know your name? May I know your name? |
こう聞けば、相手は通常ニックネームで答えてくるので、
その答えてきたニックネームでそれからは相手を呼べば、問題ありません。
まぁ、普通にお馴染みのWhat is your name?を使っても良いですし、
よく聞くパターンとしては、
Can I know your name? May I know your name?
という「あなたの名前を知ってもいいですか=名前教えてもらっていいですか?」
という聞き方ですね。
これはこれで、別に丁寧語ってわけじゃありませんが、
やや丁寧っぽい聞き方になるので、使うのもありでしょう。
というわけで、年齢差や立場に関係なく、
基本的にはニックネームをそのまま呼び捨てで相手を呼べば失礼になりません。
心配せず、相手のニックネームを聞いて、それで呼んであげてください。