「はい、これあげる」は、I’ll give you? I give you? どっちが正しい言い方?

英語で、「はい、これあげる!」と何かを手渡すシチュエーション。

こういう時って、

「自分は手渡してる動きの最中だから、I’ll giveっておかしいのかな!? I giveって現在形で言うの?」と迷いませんか?

 

というわけで、こういう何かを手渡す時は、I’ll give, I give どっちなのかを解説します。

「これあげる」と手渡す時は、I’ll give you? I give you?

例えば、友人と2人でハンバーガーショップで食べていて、自分はナゲットを頼んで食べていたとします。

で、自分はもうお腹いっぱい。でも自分のナゲットが数個まだあります。
なので友人に残りはあげる事にしました。

そんな時は、残りを差し出しながら、

I’ll give you (these nuggets).

と、I’ll give とwillを付けて言います。

 

「すでにあげる動作に入ってるのに、I’ll って未来形にするの?」
と違和感を感じると思いますが、

英語では、I’ll give とこういう場合もします。

まぁ、解釈としては、「相手がちゃんとそれを受け取ったら、あげた状態になる」っていう感覚なので、まだ相手が完全にそれを受け取る前だから、I’ll give you を使うと考えるんだそうです。

(まぁ、単純に1秒でも前の事にはI’llとwillを付けて言うとおぼえても良いです。例えば、「ちょっとトイレ行ってくる」も、I’ll go to the bathroom.(I’m going to the bathroom.)と、未来形にして言います)

I give you はこんな時に使う!

時々、I give you. という表現を聞く事もありますが、
これは何かスピーチなどでこれを皆さんに差し上げますのように、述べる時は使う事があります。

イメージ的にはこのアニメのような感じです。

何かこういったスピーチのような時は、あえて I give you と現在形で言ったりもします。

もしくは、映画マトリックスのシーンで

 

アンダーソン(ネオ):How about…I give you the finger…

…and you give me my phone call?

エージェントスミスに「お前が密かに連絡を取っているハッカーのモーフィアス達について知ってる事を言え」と尋問された時のネオの返答で、中指を立てながら

「この指くれてやるから、電話をかけさせろ」と言ってます。

こういう「〇〇をあげるから、あなたは〇〇をください」という言い回しとして、
I give you 〇〇、you give me 〇〇という言い方を使う事もあります。

I’m giving you. I’m gonna give you.を使ってもOK。

通常のシチュエーションで何かを手渡すなら、最初に紹介した、

I’ll give you. や

I’m gonna give you.(I’m going to give you.)

I’m giving you.

などを使います。

ほとんど一緒ですが、I’m gonna give you. だったら、プレゼントなど、最初から渡す予定だったものを渡す時に使う事が多いです。(必ずしもそうではなく、単純にこれから〇〇を渡すよって感覚でも使います。)

 

I’m giving you. を使う事もできますが、やや強制的に渡してる感が出ます。

最初の余ったチキンナゲットの例なら、

Hey, I’ll give you. だったら、
「これ、(良かったら)食べなよ」って、相手に勧めてる感覚がありますが、

Hey, I’m giving you. だと、
「君が食べてくれ」って、強く渡してるニュアンスがややあります。

 

もうちょっと分かりやすい例で言うと、

例えば、あなたが警察にスピード違反で捕まって、

その警官はこう言います。

I’m giving you a ticket.

「あなたに違反きっぷを与えます」

こういうなんか拒否権がない感覚。強制的に渡されるようなものには、特にI’m giving が使われる傾向が強いです。

 

手渡す時はI’ll giveを使わなくても、他にも言い方はいろいろある

今回、何かを「はい、これあげる」と手渡す時のシーンだったら、I’ll give you, I give you どっちを使うべきかというテーマで話してきましたが、

別にこれらを無理に使う必要はなく、

例えば、2人で1箱のチキンナゲットを食べていて、最後に1つになった時、

You can have it./You can eat it./You can get it.

などのように言えば、「最後の1つは君が食べていいよ」と譲ってる感覚になりますし、

 

もしくは、あなたが久しぶりにあった友人にお土産を渡すなら、

This is for you.

これはあなたにです。

と言えば、「はい、これ、あげる」という感覚が出せます。

 

他にも、パーティーでみんなにそれぞれ、チョコスナックが3つずつ渡されて、
でも、子供はその3つを食べた後、まだ物足りなそうに、もっと欲しそうにしていたなら、

Here you go.

と言って、自分の分を渡せば、「はい、これどうぞ」って感じにあげる事ができます。

 

というわけで、「はい、これあげる」と何かを手渡す時の言い方、
理解できたでしょうか?

Dr.アジ

話すために本当必要な話法を「難しい文法用語なしで」教えてます。全く話せなかった私がオーストラリアで突如話せるようになった秘密が書かれたプロフィールはこちら。動画講座もやってます↓

Dr.アジをフォローする

話せる日本人は密かに使う。英語にパッと変換できる話し方

『9月にホームステイして参りましたが、アジ先生の仰る通り、とりあえず「キャン×キャン(Can)」言ってたら何とかなりました(笑)』

 

    頻出フレーズや会話CDのパターンを一生懸命覚えた。
    けどいざ話す機会があったら、
    「え、どう言えばいいの!?」と言葉にならず・・悔しい!!

    あなたにも似た苦い経験がありませんか?

     

    本当はあなたにも英語を話す回路がちゃんと備わってます。
    でも日本では「話し方」を教えてないから英語にうまく変換できないんです。

     

    例えば、グアムのホテルの受付で「このカチカチに冷めたスパム握りをレンジでチンしてもらえない?」と頼みたくても、あなたはレンジを英語でどう言うか分からないし、そもそもどう言えば頼めるのか分からず、諦めてしまいませんか?

    でも、「話し方」が分かってる人なら、たとえレンジの言い方を知らなくても気軽に頼めます。

     

    その「話し方」を教えているビデオレッスンを
    無料で期間限定公開中。

    ビデオレッスンで「話し方」が分かるとこんな事ができるようになります。

    • 出だしの13パターンで、パッと言葉が出るようになる
    • SVOとか知らなくても、語順正しく文話せるようになる
    • 試験英語脳を捨てて知ってる単語だけで話せるようになる
    • 外国人に道を聞かれても、それを正しく聞き取れて、正しく教えられる
    • ズレた英語のリズムを修正して、聞き取り力を上げられる
    • 長文を刻む技で簡単に言えるようになる
    • すぐ詰まる原因を5分で改善して正しい文がすらすら出るようになる

    中にはこれをキッカケに海外生活で困らないほど話せるようになり、外国人相手に仕事するようになった人、国際恋愛、国際結婚生活をEnjoyしてる人もいます。

    PC、スマホ、タブレットから見れます。
    下のフォームからメールで受け取ってください。



     


    メールで動画レッスンが届きます (5分程度の隙間時間で見れるものが毎回届きます)。配信解除もメール内の配信停止リンクからいつでもワンクリックで可能です。個人情報保護法に則りDr.アジ以外からメールが届く事は一切ありません。

    未分類
    初心者英会話ステーション
    タイトルとURLをコピーしました